2005
In The Beginning
– 出会い –
オーバーガード & ディルマンは
2005年オールボー大学で出会い、革新的なコンセプトの家具の制作にまつわる
いくつものデザインプロジェクトを共に手掛けました。
5年後、彼らはデンマーク王立芸術アカデミーの建築学科、デザイン学科を卒業。
“学業の傍ら、共に活動したこの時期があったからこそ
オーバーガード & ディルマンの礎が築けたのだと思う“
とクリスチャン・ディルマンは当時を振り返る。
2005
Shared Passion, Complimentary Skills
– 情熱とスキルを分かち合う –
O&Dの二人は、元々は建築・デザインを専攻していたが、クリスチャンは腕利きの鍛治職人でもあり
一方ジャスパーは自らのデザインする家具を製作するために馬具づくりなど革職人としての技術を独学で学んだ。
これらのスキルを活かし、学ぶことでオーバーガード&ディルマンは進化を遂げ
デビュー作となる家具コレクションの製作に磨きをかけていく。
2013
Going All In
– 全てを一つに –
ジャスパー・オーバーガードは当時をこう振り返る。
“大手の2ブランドが、ワイヤーチェアのデザインに興味を示した。
アジアから初期のプロトタイプが戻ってきた。
しかし、クリスチャンと私が感じたのは
“我々が力を合わせて作れば、もっとうまくやれる”ということだった。
当時、お互いフルタイムの仕事に就いていたし
自分たちのブランドを持ちたいとは思っていなかったが
自分たちのコンセプトに自信を持てるようになればなるほど
これは我々自身の手で、作り上げなければならないと考えるようになっていった。
2013
Innovation Made By Hand
– 手作りの革新 –
18ヶ月が過ぎ、二人はブランドを立ち上げ
最初のワイヤーチェアを製作する為に必要な全てのツールを
購入し、そして自分たちで作り上げた。
クリスチャンはこう語る。
“最初の300脚は全て自分たちの手で作り上げた。
溶接は、妹夫妻の鳥小屋を綺麗にして作業場に
ジャスパーも両親の自宅にある幼少期の小さな子供部屋に籠って
全てのレザーワークをやり切った。“
2014
The Wire Chair
– ワイヤーチェア
当初は ‘ダイニングチェア’ としてスタートしたが、過程の中で
‘Wire’ は単なる ‘チェア‘ から ‘コレクション’ へと広がりを見せた。
今では、Wire Collection は5つのデザインピースを加えることとなった。
– Wire Lounge Chair, Wire Lounge Sofa, Wire Coffee Table, Wire Bar Stool, Wire Stool.
2014
The Wire Collection
2014年のIMMケルンにてコレクションを公式に発表。
ワイヤースティールを構造体に、極上のアニリンレザーといった
二つの異なる素材を印象的に美しくまとめ上げただけでなく
伝統的なクラフトワークである馬具づくりと正確無比な溶接技術といった
二つの高い技術を要する製法までをも組み合わせた Wire Collectionは
高い評価を得て、World Interior Award では2014年家具部門大賞を受賞した。
Today
Made In Denmark, Made To Order
今日では、O&Dの全てのプロダクトは、高い技術力を持ったクラフトマンによってデンマークで製作されている。注文を受けたのち
製作された作品には、一つひとつにはブランドロゴが裏面に刻印され、シリアルナンバーが施される。
細部に至るまでブランドのこだわりや、彼ら職人のプロフェッショナルとしてのプライドが感じられる仕上がりとなっている。
“我々は、学びを得るための最善の方法は、まずやってみるということだと考えている。
すなわち、全ての工程を自分たちの手で取り掛かろうとした。この方法こそ、真に理解を深め、解決策を導き出す。
こうして、我々は全ての作品を生み出した。“
The Future
Good Things To Come
– 今後の展望 –
5年以上に及ぶ製作経験、高い技術を持つプロダクションチームの拡大、デザインの独創性や妥協を許さない品質における
世界的にも高い評判を経て、OVERGAARD & DYRMAN はセカンドコレクションを2019年に、
ライフスタイルアイテムのファーストコレクションを2020年に発表する予定である。